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市民とデモ隊が香港島を歩きながら抗議した。
比較的平和なデモマーチだった。
ただ、警察署の前では激しいヤジを飛ばす
道路標識にスプレー缶でスローガンを書く
広告看板にスプレー缶で支那と書く
また道路にバリゲートを設置したりと多少過激な行動はあった。
デモマーチに参加してる人は
デモ隊の若者から老若男女
幅広い年齢層だった。
香港についてはほぼ無知に近い状態で取材へ現地に向かった。
地理も通貨も政治についてもほとんど分かっていなかった。
香港人の第一印象はとても親切だ。
ワンチャイの駅でスローガンを突然叫ぶ人がいて
横に居た女性に「なんと言ってるのですか?」と聞いたら
通りを歩いてる学生を捕まえて「彼らが詳しく説明してくれるから聞いてみなさい」
と伝えてくれた。
学生たちは「香港に自由と民主主義を!」と叫んでいたと教えてくれた。
また駅構内でデモの現場までの行き方がわからなくて尋ねたら親切に行き先を教えてくれた。
無知な状態で香港に来たが
2014年の香港反政府デモ「雨傘運動」をグーグルで画像検索などはしていた。
催涙弾から身を守るために黄色い傘を広げるデモ隊の写真が印象的だった。
取材をしてる最中に断続的に雨が降った
デモに参加してる人々を観察してると雨傘を携帯してる人が多い
雨を凌ぐにも、催涙弾の煙から身を守るためにも
色々な用途で活躍する「傘」は香港のシンボルだと思った。
湾仔のホテルに滞在した
一旦ホテルでシャワーを浴びバックパックを室内に起いた。
(香港到着が午前中でホテルのチェックインまで時間があったため荷物をロビーに預けてデモの取材に出ていた)
時間は既に 18時は過ぎていたと思う
街は夜
ホテルの出口には沢山の人がいた。
通りの角まで歩くと交差点内にバリゲートを設置するデモ隊の若者達。
昼間のマーチとは一変して黒服とゴーグルに防塵マスクをつけた若者で溢れかえっている。
後ほどデモが起こった場所の確認をしたら
湾仔のヘネシー・ロードという場所だった。
ここでは巨大なバリケードを設置し、それに火を放つ。
鉄パイプでオブジェクトを叩き続ける
レーザーペンを警察に向けて証明するなど
かなり過激な活動が行われていた。
ただ、一点疑問に思うのは
バリケードを設置したり、
火を放ったりとかなりの時間をデモ隊が過激な活動をしていたが
なぜ香港警察は敏速に現場へと出動して鎮圧させなかったのかということ
現場で取材してると
上記の過激な活動を行ってる間
警察は現れず
火が放たれてから20分が過ぎた頃に一斉に警察隊が現れた。
香港島全体で勃発的にデモが行われたために出動が遅れたのか?
昼間の平和的なデモ行進とは打って変わり
夜の過激なゲリラ戦には驚かされるばかりだ。